A型行動パターン ─その1─

2016年7月12日

A型と言っても、血液型とは全く関係はありません。その人の性格行動パターンを示しているものです。簡単に言うと、A型行動パターンの人は、いつもイライラして職場や家庭でも怒鳴ることが多く、負けず嫌いで、食事も早く、話すスピードも早く、相手の話し方が遅いと急がすことが多く、人を質よりも量で判断することが多い、などの特徴があります。

高度成長期には、モウレツ社員といわれ、仕事中毒的であり、夜遅くまで仕事をしたり、休日出勤したりすることも多いかったものです。

このようなA型行動パターンを示す人は、その反対ののB型行動パターンの人よりも約2倍、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の発症率が高いことが、アメリカの研究で示されました。そのため、アメリカでは、高血圧や肥満などとともに虚血性心疾患の危険因子として学会が認めることにもなったのです。

もうひとつは、C型性格と言われるもので、このC型性格とは、A型行動パターンとは正反対で、控えめで協調性が高く、自分のわがままを言わず、感情の表出が少なく抑制的であるという特徴があります。特に、「イヤだ」とか「きらいだ」などのような否定的な感情の表出を抑制する傾向が強いと言われています。そのため、周囲からは協調的で控えめでおとなしいという評価を受けるのです。

このC型性格が、がんと関係があると言われているのは事実ですが、科学的な研究で立証されたわけではありません。

A型行動パターンについては、ほぼ同じようなものが日本人でもみられることが確かめられていますが、野心的、攻撃的、好争的、精力的、仕事熱心であり、身体的及び精神的活動を絶えず早めようとする習癖や、身体的・精神的に著しい過敏性を示すなどの行動特性を持ちます。

□会話において特別に強調する必要がなくてもある語にアクセントを置いて強調する。

□文章の最後の方を早口で話す傾向がある。

□相手の話し方が遅いと、あいずちを入れて速度を速めようとする。

□物事の進行が遅れるとじれったさやいらだちを感じて、列になって順番を待ったり、前をゆっくり走る自動車などに敵意にも似た感情を抱く。

□食事をしながら他の仕事をするなど同時に2つ以上の事を行う。

□何もしないでいることに。罪悪感を感じる。

このような行動パターンを呈する人は、正反対の行動パターン(B型)を呈する人に比べて、血圧・コレステロール値・喫煙などの他のリスクファクターを除外しても、虚血性心疾患に罹患する率が有意に高く、また極端なA型行動パターンを呈すれば呈するほど冠動脈の硬化が重症であることなどが報告されています。

(カウンセラー日記)